私は看護師になることが目標です。今は看護学校に通いながら、看護師の免許を取るために研修に参加し、毎日勉強に励んでいます。私自身が看護師になりたいと思うようになるきっかけは、以前大きな病気を抱えて入院した時の体験にあります。
病院に入院したのは、私はちょうど中学生くらいのころでした。思春期真っ只中で多感な時期であることもあって、学校の友人と遊べなかったり、勉強や部活、学校イベントに参加できないことが悲しくて悔しくてひどく落ち込んでいました。
そんな中、そんな様子を気にしてか、毎日のように看護師さんが私のところへやってきて、手厚く面倒を見てくれました。担当の看護師さんと、他の看護師さんがローテーションのように私のお世話しながら雑談もしてくれて、やさしく寄り添ってくれていました。
看護師さんたちからすれば、それは他愛のない日々だったのかもしれません。でも私にとっては、彼女たちの存在は大きく、いつしか看護師を目指したいと思うほどの心温まる体験だったのです。当時は、「なんで私が入院しなきゃいけないんだ」と病気を患ったことをひどく恨んだりもしました。しかし、そんな人生の挫折と思われた状況は、今の私から見れば人生を左右するターニングポイントだったことがわかります。
さらにこの経験から、人生で挫折するようなことがあったとしても、全体的に見たらより良い方向に行くためのきっかけや糧になっているはずだと信じるようになりました。そんな自分になれたのも、この入院生活があったからこそです。
現在、中学生時代からかなりの時経ちましたが、そのときに担当してくれていた看護師さんたちの姿は今でもしっかり記憶に焼き付いています。彼女たちは私の憧れであり、目標でもあります。これから自分が看護師として、やさしく患者さんに寄り添える存在になれるよう、勉強と研修をこなして成長していきたいと思っています。
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